痩せにくい体質を改善するには?原因とパーソナルジムに期待できる効果
ダイエットを続けて数カ月。自己評価では運動や食事制限に一生懸命に取り組んでいるつもりなのに、なぜか結果が出ないことがないでしょうか。その原因は、痩せにくい体質?それとも…?
今回は、ダイエットで多くの方を悩ませる、“痩せない原因”についてお伝えします。迷ったときはぜひご一読ください。
ダイエットをしても痩せないのはなぜ?
「ダイエットをしているのになぜか痩せられない!」「過去の数カ月で体重がほとんど落ちない…」
など、お悩みの方も多いのではないでしょうか。痩せられない原因として何も思い当たることがない場合には、体質の問題が疑われます。
一般的に“痩せにくい体質”とは、筋肉が少なく代謝が悪い状態のことを指します。たとえば、日常的に体を動かす習慣がなく、筋力が低下しているケースがその一例です。全身の筋肉が少ないため消費カロリーが少なく、太りやすいといえます。
また、人間の体は加齢にともない基礎代謝が下がりやすくなります。日常的に運動をしている方でも、若いときと比べて太りやすくなる傾向にあるのです。加齢は誰もが直面する課題ですから、年齢に合わせて食生活や運動習慣を調整しましょう。
このように、体質はダイエットをしても痩せない原因のひとつとして考えられます。しかし、体質のほかにも何か原因があるかもしれません。ダイエットに行き詰まったときは、これまでのライフスタイルを見直してみてください。
痩せにくい人に“よくある原因3つ”
痩せにくい原因は、体質以外にもいくつか考えられるものがあります。体質以外で改善できる部分はないか、改めて生活習慣を振り返ってみましょう。体質のほかに痩せにくい人によくある原因3つは以下の通りです。
・食生活
・運動習慣
・睡眠
それぞれ解説していきましょう。
食生活
1日3食、栄養バランスの整った食事を規則正しい時間にとるのが、健康的な食生活の基本です。しかし、ダイエットのための食事制限で、“食事を抜けば痩せる”と勘違いしている方が少なくありません。
たとえば、毎日の食事を1食抜いたり、ごはんやパンを一切食べなかったりと、極端な食事制限をしていないでしょうか。
食事をすると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部は体熱となって消費されます。そのため、食事後は代謝量が増えます。
このことを、“食事誘発性熱産生”(DIT: Diet Induced Thermogenesis)といいます。
食事をした後、身体がなんとなく暖かくなるのを感じたことはないでしょうか。
食事誘発性熱産生がそれにあたります。
1日3食しっかりと食べて食事誘発性熱産生の効果を上げていくことが大切です。
その際意識的によく噛んで食べることがポイントです。
また、ダイエットでは、消費カロリーが摂取カロリーを上回ったときに減量につながります。単純に食事を1食抜いたり、特定の食品を避けたりしても、痩せられるとは限りません。
さらに、極端な食事制限は栄養失調やリバウンドにつながるおそれがあるため、健康面でのリスクにも注意しましょう。
他にも、食事制限をしているつもりでも、実際には摂取カロリーの目安を大幅にオーバーしていることがあります。
たとえば、間食の回数が多いケースや、量が少なくてもカロリーの高いものを多く食べているケースなどがその一例です。食生活では必要な栄養をきちんと摂取しつつ、カロリーが過剰にならないよう気をつけましょう。
運動習慣
ダイエットをするためには消費カロリーを上げることが重要です。
筋トレのなかにも腹筋や背筋、腕立てなど様々な運動がありますが、ただやみくもに運動をすればいいわけではありません。
基礎代謝の量は筋肉の量に依存しています。
筋肉の量を増やすことによって、基礎代謝があがり、痩せやすい体質を作ることができます。
逆に、筋肉の量が少ないと痩せにくく、太りやすい状態になっているとも言えます。
体の中でも特に大きい筋肉は「脚」「背中」「胸」となります。
これらを効率よく適切な方法で鍛え代謝アップを目指しましょう。
なお、筋肉が衰えると、基礎代謝だけでなく食生活でも紹介した食事誘発性熱産生も低下します。逆に筋肉量が増えると食事誘発性熱産生も増えるといわれています。
また、運動をしても痩せない原因として、間違った方法でトレーニングをしている可能性もあります。たとえば、腹筋運動をしているのにまったくお腹に効いていないケースでは、トレーニング方法が間違っている可能性が高いので見直しが必要です。
間違った運動方法を続けると体を痛める原因にもなるので注意が必要です。
正しいフォームでトレーニングを行い、鍛えたい筋肉を効率よく鍛えていきましょう。
普段の生活では正しい姿勢で過ごすことも重要です。
姿勢が悪いと筋肉が衰え、基礎代謝の低下につながります。
姿勢を保つための筋肉を適切に使えていないため代謝が低くなってしまい、太りやすい状態になっているかもしれません。
猫背のように悪い姿勢のまま1日の大半を過ごしていないか確認してみてください。自分の体を支える筋肉を鍛えて、痩せやすく太りにくい状態を目指しましょう。
睡眠
慢性的な睡眠不足に陥っている方は、ダイエットの前に睡眠習慣を見直してみましょう。
睡眠中には、“成長ホルモン”が分泌されます。成長ホルモンは子どもの成長時に分泌されるイメージがありますが、実は大人になってからも分泌されています。
成長ホルモンには脂肪を分解する働きや、筋肉を成長させる働きがあります。
そのため、よい睡眠をによって成長ホルモンを分泌させることは、ダイエットにとても重要です。
また、睡眠中には成長ホルモン以外にも、“レプチン”という食欲を抑えるホルモンも分泌されています。
普段の睡眠量が足りていないと、レプチンの分泌量が減り、食欲が増えやすくなります。
これも太りやすい原因になります。
また、体内時計の乱れを感じる方や、生活リズムが整っていない方も注意が必要です。
起床・就寝の時間、食事の時間が日によって大きく異なっていないでしょうか。
体内時計や生活リズムの乱れは、睡眠の質の低下につながります。結果として痩せにくい状況につながっている可能性があるため、健康的な生活を目指しましょう。
痩せにくい生活習慣を見直す方法
痩せにくい体質、痩せられない原因はおわかりいただけたでしょうか。
運動や食生活など、普段の生活で実践していくことで“痩せにくい体質”から“痩せる体質”に自分自身を変化させていくことは十分可能です。
ですが、運動の方法や食事の管理など、知識が十分でないとなかなか一人で実践するには難しいこともあります。
そういったときは、パーソナルジムに在籍するトレーナーに相談するのもひとつの手です。特に、ひとりで悩むことがストレスにつながる場合は、すみやかに信頼できる相手に相談してみましょう。
パーソナルジムとは主にダイエットやボディメイクに特化したジムのことです。
パーソナルジムには専属のパーソナルトレーナーが在籍しており、トレーニングと食事指導を受けられます。正しい知識に基づいてダイエットに取り組めるのが、パーソナルジムに通うメリットです。
パーソナルトレーナーから指導を受けると、自分が痩せられない理由がわかり、停滞していたダイエットが一歩前進するかもしれません。ダイエット成功のために、プロのトレーナーに相談してみてはいかがでしょうか。
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ダイエットで痩せにくいのは、体質のほかにもさまざまな原因が考えられます。ダイエットは継続が大切ですが、痩せない原因を見つけて、効率よく結果を出すことも大切です。
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